売り専掲示板

職場の後輩だった女の子を射止めて社内マリッジして1年が経とうとしている。
彼女も仕事を辞めて家庭に入ってくれた。仕事に疲れて帰ってくると、奧さんが温かい食事と僕好みのお酒を用意して待ってくれている。ああ、理想的な新婚生活ではないか。だが、僕には彼女にどうしても打ち明けられない秘密がある。
僕はゲイなのだ。
これまでも好きになってきたのは同性ばかりだった。同性愛という言葉は知っていたが、僕の中ではアブノーマルなイメージであり「いやいや、俺はそんなヘンタイじゃねーよ」と常にそんな恋心を理性で断ち切ってきた。
もちろん、彼女と真っ当に恋愛して結婚まで至ったことは否定しないし、彼女のことは人間としても女性としても僕は愛している。ただ「ゲイかもしれない。いや、そんなわけがない」と葛藤の末に彼女と結婚してゲイの血を断ち切ろうとしたことは事実であり、実は今でも同性の方に興味はあったりする。
ゲイサポしているノンケとの出会いのために掲示板を利用する
その結果、魔がさしたと言おうか。一度だけ売り専掲示板を使ったことがあるのだ。
それは奧さんが実家の母親が内臓系の病気で手術を受けることになり、その立ち合いで一週間ほど帰郷していた時。奧さんがいない生活に独りぼっちの夜が無性に寂しくなり股間がうずき始めた。風俗店に行こうかと言う気持ちがよぎったが、それこそ浮気になる。逆に売り専だったら浮気にならないんじゃないか?と発想が飛躍してしまったのだ。
こうして僕は売り専掲示板で出会った男性に抱かれた。その彼に「僕はゲイなのかノンケなのかわからないんだよ」と悩みを打ち明けると「僕だって実はカノジョは別にいますよ。男性とも女性ともこうしてコミュニケーションが取れるのはステキなことじゃないすか?」と言われて目から鱗が落ちる思いがしたものだ。
とは言え、売り専掲示板を利用したのはその一度だけだ。今は奧さんと幸せな生活を送っている。子供でもできればまた話は変わってくると思うが、無理にゲイであることを否定する気はなくなっている。想像もしたくないが、もし奥さんと縁が切れるようなことがあれば、その時、次のパートナーに僕が選ぶのは男性になるか女性になるかはわからないが、気持ちが合えばどちらでもいいと思っている。僕はどちらの性も愛せる人間なのだから。
食われノンケ
ノンケの売り専

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